望ましい呼吸法―自然体でおこなう呼吸

このような呼吸法の目的は,みずからの呼吸のリズムを把握することのみならず,呼吸器官のはたらきのリズムを把握することにあります。


このような呼吸法は,リラックスの出来る環境のもとでおこなわねばなりません。まずはあお向けになるか,あるいは瞑想のポーズをとってください。では,深呼吸をはじめてください。


深呼吸をするときには,空気を吸う,そして吐く,ふたつのリズムに注意をはらってください。規則正しいリズムで呼吸をすることは,呼吸器官の機能を改善するためには重要なことです。


このときの深呼吸のコツとして,(いまの時点における)自然な呼吸のリズムを大切にすることです。それは,(いまの時点における)あなた自身の呼吸のリズムを把握することが目的となるからです。必要以上に力をこめたりするのではなく,リラックスしておこないましょう。


深呼吸を数回おこなったら,みずからの体の内部―呼吸器官をはじめとする,さまざまな臓器―のリズムに注意をはらってください。呼吸のリズムは,体のリズムを正すはたらきがあります。


深呼吸の注意点として,鼻をつかって呼吸をするようにしましょう。口を開けて,口から空気を吸ったり,吐いたりするのではなく,鼻から新鮮な空気を体に入れていきましょう。


深呼吸をしているときは,体に入っていく新鮮な空気,そして体から出ていく空気,ふたつの空気の動きに注意をはらいましょう。空気を感じながら呼吸をすることが大切です。


空気を吸うとき:

新鮮な空気が鼻から喉の奥にかけて流れていくのを,感じとってください。新鮮な空気で,鼻腔を満たしてください。そして,こんどは気管を満たしてください。ゆっくりと,丁寧に呼吸をやってください。気管を新鮮な空気で満たしたら,最後に新鮮な空気で肺を満たしましょう

胸に手を当ててやりましょう。新鮮な空気で肺の内部が満たされているのを感じとることができます。


空気を吐くとき:

ゆっくりと,空気を吐くようにしましょう。急にやってはいけません。肺を満たした空気が気管をとおり,喉をとおり,鼻腔をへて体の外に出ていくことを感じとりながら,呼吸をしてください。体にある空気を,すべて追いだすように,しっかりと吐いてください